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2013年9月21日 (土)

砦なき者

20130914_6かなり久々の読書砦なき者』。いろいろあったので、なぜかこれを読んでみたくなった。

2004/4/2(金)21時テレビ朝日開局45周年記念ドラマスペシャルドラマ。原作者の野沢尚さんが自ら脚本。ダイオキシン報道問題等で終了した『ニュースステーション』のつなぎ的ドラマとも言われているようですが、なかなか面白く良いドラマでした。展開も人気ニュース番組『ナイン・トゥ・テン』を中心にえがかれていて報道の在り方もテーマとしているようです。
長坂文雄役:役所広司さん、逢沢瑤子役:鈴木京香さん、八尋樹一郎役:妻夫木聡さん、他 キャストも凄かった。
終盤の鈴木京香さんの演技が特に良かった。これは原作とは大きく違っていましたが、原作者が脚本ですから、原作でも本当はこうしたかったのではないかなと思わせる八尋氏のトランクでの携帯電話の下り。ドラマも原作も良かったです。

「第一章 1997 殺されたい女」・「第二章 1998 独占インタビュー」は序章ですがこれも1つの短編としても十分面白い。しかもしっかりと伏線が敷かれています。この2章はドラマでは無かったかな。最初は同名の違う小説かと思えるくらいでした。

「第三章 1999 降臨」 いよいよ本番です。
細かい描写は流石原作なのですが、やっぱり終盤/長坂さんの最後が物足りない。ドラマを見たときには裏にあった長坂さんの覚悟というか、ジャーナリストとしての失敗の責任をどうとるのか、プロ根性が故の自分のミスへの自分自身への制裁の意味が込められていたように感じました。いかにはめられたとはいえ、ジャーナリストとして犯してはいけないミスを犯した自分自身への罰。自分と重ねてしまった(^_^;)

「第四章 2001 Fの戒律」 ドラマを見ていなければこれはこれでなかなかの終わり方。こちらの方がまだリアリティーはあったかな?

面白くもあったし、いろいろ深く考えさせてくれましたが、よく考えるとありえなさすぎる点/突っ込みどころは満載。いくらなんでもそう簡単にあんな事件がそんなにばれないはずがない。ま、小説ですから、面白かったし、そこそこは論理的につながっているし、総合的には大満足。
自分自身を見つめなおすいいきっかけにもなりました。

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