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2010年10月10日 (日)

ブラックペアン1988

_20101010_1_2 ブレイズメス1990の2年前のお話。
良いですね、花房さんが初々しく、器械出し初日とか出てくるし。速水先生,田口先生,島津先生はまだ医学部の学生。高階さんは東城大に赴任したばかりの講師。佐伯さんは教授、猫田さんは主任、藤原さんは現役で婦長、まだ若い。
さらにはバタフライ・シャドウ,水落冴子さんも楽曲だけですが登場する。
海堂尊さんをけっこう読み進めた人にはたまらない作品。

中身はかなり考えさせられる点が多い。
一般には佐伯教授や渡海先生の考え/行動は支持されないのでしょうが、私的にはある意味正しいと思います。特に佐伯教授のスナイプに対する考えは高階さんの考えより支持したい。高階さんの一般に広める大切さはあるが、広まった後の技術の伝承/広まる過程での問題。現実に佐伯教授は突きつけている。やり方に多少の問題はあるかもしれないが。
広めたいと思うなら佐伯教授は突きつけられる前に高階さんは答えを持つべき。
ま、すぐに対応しているし、近い将来は佐伯教授に続き病院長になる人ですが。
万が一の時にも対応できる人が便利なものを使う。使われてはいけない。
ドラフターでちゃんとセクションをひける人がCADを使う、物理現象に照らして自分の意思を的確に示せるグラフを手書きできる人がExcelを使う のと同じかな!?

佐伯教授のブラックペアンに対する考えも素敵。直接的な対応ではなく、自分自身への戒め的対応がプロとして素晴らしい。極北大学での国際学会招待講演をすっぽかしドクターヘリまで使って戻ってくる。賛否両論あるのだろうし、事前の対応含めて他に方法はあっただろうし、そもそも20年前の対応もちょっとした配慮があれば他に良い道があったようにも思う。さらにはあそこまでして帰ってきたのに「止めるんだ」と言ってはいるが結局、渡海先生にくすんだ銀のペアンを抜かせてしまう。それも広くは後進を育てるためなのだろうし、ここまで来たらブラックペアンに換えるべきと思っていたからかもしれないが。

最後、閉腹する時高階先生の言葉に「それがどうした」。これはカッコイイ。その後の1ページのやり取り。その後の高階先生に大きな影響を与えたんだろうな。

やさしいだけでは救えない。厳しさと強さ、そして力がなくてはいけない。

業種も違うし、こんなに優秀で強くもないですが、私もこうなりたいと 強く感じた作品でした。

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