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2008年5月10日 (土)

パラレルワールド・ラブストーリー

Photo まだまだ続きます、東野圭吾さん
1995年2月7日の発刊『パラレルワールド・ラブストーリー』 、読んだのは97年2月発刊のCNOVELSですが。

序章,SCENE 1,第一章,SCENE 2, 第二章,・・・,SCENE 10,第十章,LAST SCENE と展開していくのですが、この書き方がまた面白い。

もっとも、第三章 喪失 あたりまで行かないと、何がなんだかよく分からなく序盤は読み進めるのがちょっと大変でした。SCENE 2くらいまでは「単なる恋愛小説? そんな訳はないよな!?」と自分に言い聞かせ我慢して読んでいました(笑)

SCENE * と言うのが「夢? 妄想? 作り出された過去? 現実の過去?」的な書き方で、 第*章というのが「現在の現実!」として書かれていきます???

敦賀崇史さん、三輪智彦さん、 津野麻由子さんの関係、主人公である崇史さんに感情移入して読んでしまいましたが私だったらどうしたかな???
SCENE 10で描かれている智彦さんの行動にも驚きと感動、衝撃を受けました。篠崎伍郎さんの件もあってでしょうが、友情と愛 難しいテーマなのでしょうね!

「記憶の改編」は第三章 喪失 あたりでなんとなく分かりますが、どのようにして/どんな理由でが全く想像できませんでした。SCENE 10からの真相は驚き。崇史さんが、麻由子さんがそうだったとは、そしてそれに智彦さんの凄い思いがあったとは・・・・・

私的には、一番辛く偉かったのは麻由子さんだったのではないかと思います。そして最終ページの「見ていたわ」と「あたしもよ」の発言部分で不覚にも目が潤んでしまいました。

三輪氏,須藤氏,篠崎氏,杉原氏の技術者としての行動は良く分かるのですが、やっぱりこれは東野圭吾さんのほかの作品でも警鐘を鳴らしている点なのだろうと思いました。
技術者はどんなにこれに注意していても、これに陥る。それを自覚することが大切なのと、自覚するとはどのような自己防衛/防止/抑止策を己に架すのか、考えなくてはいけないのでしょうね!

難しい点を除いても、広い意味での「愛とは何か」を考えさせてくれる、やっぱり素敵な作品でした。東野圭吾さん 素敵!!

序盤は我慢して読みましょう! その後の素晴らしさが待っていますし、最後には一気にもやもやが晴れますし、ジグソーパズルが一気にはまるような快感も味わえるはずです!?

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