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1999年9月

1999年9月 9日 (木)

単位シリーズ

実はある人からのリクエストで載せることにしました。
かなり以前に善意の人からとあるHPに載せてもらっていましたが、そこがなくなったしまったので。

単位シリーズ

楽しくてためになる単位(Dimension)の話しです。

主に 国立天文台偏 丸善()発行の「理科年表」を元に書いておりますが、昔聴いた話し/TVのクイズ番組/過去の授業etc.を思い出しながら書きました。
随分間違いや不適切なところが有ると思います。御指摘等頂ければ幸です。
なおこれは1996年から97年にかけてとあるNETに流したものを再編成して投稿したものです。

このページに関するお問い合わせ,質問,リクエスト,御感想等はコメントで!

接頭語

SI単位の接頭語

ここではSI単位の接頭語に関して、述べさせて頂きます。

 

SI単位(国際単位系)では、接頭語(10の何乗)は、大きい方から次のように決められております。

 

Y:10^24  yotta
Z:10^21  zetta
E:10^18  exa
P:10^15  peta
T:10^12  tera
G:10^9   giga
M:10^6   mega
k:10^3   kilo
h:10^2   hecto
da:10^1   deca
d:10^-1  deci
c:10^-2  centi
m:10^-3  milli
μ:10^-6  micro
n:10^-9  nano
p:10^-12 pico
f:10^-15 femto
a:10^-18 ato
z:10^-21 zepto
y:10^-24 yocto

 

 ここで注意すべきは、大文字と小文字をきちんと、区別しなければならないことです。(MS-DOSに慣れてしまっている方には抵抗があるかもしれませんが、URLでも意識しないといけなくなってきましたからねhihi

 

同じ「エム」でも、大文字と小文字では、まったく値が違ってしまいます。

 

よく、Kg(キログラム;ケルビングラム)とか、K¥(キロエン;ケルビンエン)とか、書いてしまいがちですが、Kは、絶対温度ケルビンであり、Kgは絶対温度と質量を掛けた非常に奇妙な単位になってしまいます。
基本的にSI単位では、その偉大なる功績をたたえるために、その分野での権威者,発明発見者の名前を単位としています。
ですから、当然その記号は名前からくるのですから大文字になります。
ヘンリーH,アンペアA,ヘルツHz等です。

 


日本語・英語の接頭語(位の名称)

ここでは日本語と英語の接頭語に関して、述べさせて頂きます。

 

日本語の接頭語は、次の様になります。

 

漢字   読みがな     10の何乗

 

十    じゅう      10^1
百    ひゃく      10^2
千    せん       10^3
万    まん       10^4
億    おく       10^8
兆    ちょう      10^12
京    けい       10^16
垓    がい       10^20
*    じょ       10^24  禾偏に予
穣    じょう      10^28
溝    こう       10^32
*    かん       10^36  三水に門の中が月
正    せい       10^40
載    さい       10^44
極    ごく       10^48
恒河沙  ごうがしゃ    10^52
阿僧祇+  あそうぎ     10^56  正確には低の人偏を示にしたもの 
那由他  なゆた      10^60
不可思議 ふかしぎ     10^64
無量大数 むりょうたいすう 10^68

 

分    ぶ        10^-1
厘    りん       10^-2
毛    もう       10^-3
糸    し        10^-4
忽    こつ       10^-5
微    び        10^-6
繊    せん       10^-7
沙    しゃ       10^-8
塵    じん       10^-9
埃    あい       10^-10
渺    びょう      10^-11
漠    ばく       10^-12
模糊   もこ       10^-13
逡巡   しゅんじゅん   10^-14
須*   しゅゆ      10^-15  すみません字が分かりません
瞬息   しゅんそく    10^-16
弾指   だんし      10^-17
刹那   せつな      10^-18
六徳   りっとく     10^-19
虚空   こくう      10^-20
清    せい       10^-21
浄    じょう      10^-22

 

それでは、西洋ではどうかと言うと、次のようになります。
                      (イキ゛リス)
million        10^6   10^6
billion        10^9   10^12
trillion       10^12  10^18
quadrillion    10^15  10^24
googol         10^100 10^100
centillion     10^300 10^600

 

なお日本語の接頭語に関しては、吉田光由の「塵劫記」から引用致しました。

 


科学

デシベルdB


ここでは「デシベルdB」について、書かさせて頂きます。

 

dB(デシベル)は、10^-1のベルです。d:10^-1,B:ベル

 

(偉大なる発明者ベル;伝送線路の減衰,増幅を簡単な加減算で出来るようにするため 電力比をべき乗,デケイドで表すようにしたもので、
           1Bは10倍,2Bは100倍です。これでは、値が大きくなるのでd;デシを付けて実用的にしたものです。)

 

 従って10dBは1Bで10倍,20dBは2Bで100倍を意味します。(電力での値です。)P=(E^2)/Rですから、電圧なら3.16倍,10倍に成ります。

 

これは、相対デシベルと呼ばれるものですが、絶対デシベルというものもあり、600Ωの伝送線路で1mWの電力に相当する電圧(本当は電力のままでもいいのですが)
(0.6)V.775Vを0dBmと言います。ですから、20dBmは約7.75Vと言う事になります。
また、50Ωの伝送線路で1mWに相当する電圧は(0.05)V.224Vとなり、同じ0dBmでも伝送線路インピーダンスが異なれば、
電圧値は異なります。これはそもそもが1mWという電力値を基準にしたのですから当然です。
しかし、600Ωの伝送線路(開発時の電話回線)における0.775Vがあまりにも一般化したものですから、
「0.775Vの電圧値が0dBmであり、600Ωの伝送線路以外では電力値が1mWにはならない」などと、誤った表記をしている書物も有るので要注意です。
又、1μVを基準とし0dBμとするものも有ります。120dBμが1Vです。

 

 電界強度も同様に表され、

 

「電波法第四条 ただし書き 一 発射する電波が著しく微弱な無線局で郵政省令(*)で定めるもの ; *施行規則第六条 
:電波法施行規則 (免許を要しない無線局)第六条 法第四条第一号に規定する発射する電波が著しく微弱な無線局を次のとおり定める。
一 当該無線局の無線設備から三メートルの距離において、その電界強度が、次の表の上欄の区分に従い、それぞれ同表の下欄に掲げる値以下であるもの
 周波数帯 三二二MHz以下   電界強度 毎メートル五〇〇マイクロボルト etc.」の

 

500μV/mは約54dBμV/mとなります。(なぜかこの場合μの後にVを付けるのが慣例になってしまっております。)

アンペアA


ここでは「A・アンペア」について、書かさせて頂きます。
アンペアなんて常識じゃないか、と思われると思いますが、正確な定義を言えるか
というとちょっと詰まるかも知れませんね!

 

「単位時間(1s間)に導体の断面に流れる電荷量(C):A=C/s」
残念です、ちょっと違います。間違いではないのですが、定義となるのが逆です。
A・アンペアはそもそもSI単位系(フランス語のSysteme nternational d’nitesの略)
の7個有る基本単位の一つです。アンペア以外の基本単位は、m:メートル,kg:キログラム,s:秒,K:ケルビン,mol:モル,cd:カンデラ です。

 

また、脱線しそうなので、話を戻します。A・アンペアの定義は、

 

「真空中に1mの間隔で平行においた、無限に小さい円形断面積をもつ無限に長い2本の直線状導体のそれぞれを流れ、
これらの導体の長さ1mごとに2×10のマイナス7乗ニュートン(N*)の力を及ぼしあう不変の電流」です。

 

定義の中にN:ニュートンが入ってしまいますが、NはSI単位系の組立単位と呼ばれるもので、N=kg・m/(s・s)質量に加速度をかけたもの。
つまり、基本単位で定義できるものです。

 

SI接頭語・アンペアAを参照すると、分かり易いかもしれません。

 


波長と周波数


ここでは「波長と周波数」について、書かさせて頂きます。

 

電波の真空中の波長と周波数の関係は皆さん御存知の通りですが、厳密には光速c=2.99792458*10^8[m/s]で
計算しないといけませんね。でも面倒なので、30万km/sとして話を進めます。

 

ここでは、電波(電波法第二条一項によると3[THz]以下の電磁波とあります)に留まらず、広く電磁波に付いて書いてみます。

 

まずは低い方からですが、電波法施行規則第四条の三の2項によると

 

  3kHz~ 30kHz:VLF;ミリアメートル波( 超長波)
 30kHz~300kHz: LF; キロメートル波(  長波)
300kHz~  3MHz: MF;ヘクトメートル波(  中波)
  3MHz~ 30MHz: HF; デカメートル波(  短波)
 30MHz~300MHz:VHF;   メートル波( 超短波)
300MHz~  3GHz:UHF; デシメートル波(極超短波)
  3GHz~ 30GHz:SHF;センチメートル波(センチ波)
 30GHz~300GHz:EHF; ミリメートル波( ミリ波)
300GHz~  3THz:  ;デシミリメートル波(サブミリ波)

 

となっています。ただし()内は電波法令にはよらない呼び方。

 

また、UHF以上の電波を一般にはマイクロ波と呼びますね。
決して、波長が“μオーダーでないのですが、この言葉が使われだした頃には十分波長が短いという事だったんでしょう。

 

3kHzは、波長で1000kmで、電磁波ではなく空気の振動でしたら、十分聞こえる音です。こんな電波のことを議論するのは
ナンセンスとお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、9kHz以上は考えないといけない事もあります。

 

ドイツのFTZによるEMC規格(エミッション)VDE0871では、ISM機器からの不要輻射電磁波に対し10kHz~30MHzの電磁波に対する規定がありまして
多くの場合、ループアンテナを用いた磁界強度測定を行っております。アメリカのFCCも150kHz以上を規定しています。
もっとも、この辺の周波数ですと他のノイズが多くて、シールドルームか電波暗室でないとまともには測れませんが。
またCEマーキング(EMC指令)に関わるEN55011は、アメリカ・ドイツの違いからか
まだ、150kHz以下の電磁波に付いての規格値は検討中とありますね。(ものによっては、30MHz以下も検討中)

 

では、電波3THz(波長=0.1mm)を越える電磁波はというと、そうです広い意味での光です。

 

  3THz~ 10THz:100μm~30μm ;遠赤外線
 10THz~120THz  30μm~2.μm ;赤外線
120THz~390THz: 2.μm~770nm;近赤外線
390THz~790THz:770nm~380nm;可視光線
790THz~ 1.5PHz:380nm~200nm;紫外線     *1)境界は文献により異なる
 .5PHz~500PHz:200nm~600pm;真空紫外線 *1)境界は文献により異なる
500PHz~100EHz:600pm~3pm   ;X線       *1)境界は文献により異なる
100EHz以上     :3pm以下      ;γ

 

紫外線は、一般にUV(UltraViolet;UHFVHFではありません)と呼ばれ、
UV-A;400~320nm                  *1)境界は文献により異なる
UV-B;320~290nm
UV-C;290~200nm
と区分けされております。

 

X線は、1885年にレントゲンにより発見されましたが、透過生の強い何か分からない強い線という事でX線と名付けられました。
当時から、電磁波の仲間らしいという予想がなされておりましたが、1912年ラウエが結晶によるX線の回折で、電磁波であることを証明しました。

 

フォトン1個の持つエネルギーは、hνとなりますので、X線は数百keVで浴びすぎたら、体に悪いわけですね!(1eV=1.60217733*10^-19J)
(h:プランク定数,ν:電磁波の周波数)

 

紫外線・X線・γ線いずれも体に害の有る電磁波ですが、医療面では活躍しております。使い方によって有害なものにも、有益なものにもなるという事です。

 

無線・PACKETも使い方に注意を払わないと、有害なものになりかねませんね!みんなで注意しましょう。

音響単位


ここでは「音響単位」について、書かさせて頂きます。

 

音の単位というと、ホーンやデシベル(*1)が一般的ですね。((*1)あえてカタカナで書きました詳しくはデシベルdB参照)
では、具体的には音のどのようなものを表しているのでしょうか。

 

その他の音の単位を含めて、以下に示します。

 

音の強さ:ある点における特定方向の音の強さで、その方向に垂直な単位面積を通過する毎秒あたりのエネルギー[J/sm^2=W/m^2]になります。
     電磁波と同じですね。(電界強度[V/m]を2乗して、波動インピーダンスZ0=120πΩ]で割れば通過エネルギー[W/m^2]になります。
     逆に何[W]のエネルギーを、どれだけの立体角[steradian]に出した時の、距離[m]の地点の電界強度は、通過面積が分かりますから計算できます。
     でもこの立体角がくせ者で、その立体角だけに均一に放射などあり得ませんから、・・・・!?となる訳です。hihi。)

 

音圧  :音の示す圧力変化で、普通 実効値で表される。[μb]・[Pa(=N/m^2)](μは本当は直立体で書く。10μb=1Pa

 

音の強さのレベル:基準となるI0=1pW/m^2)に対しどれだけの比を持つ強さなのかを[dB]表示したもの。謂絶対デシベルです。
         パワーですから10*log10(I/I0)となります。

 

音圧レベル:基準音圧P0=20[μa]に対する比で、やはり[dB]で表す絶対デシベル。音圧ですから20*log10(P/P0)となります。
      平面進行波と見なせる場合は、実用上音の強さのレベルと同じです。

 

音の大きさのレベル:聴者が同じ大きさに聞こえると判断した1kHzの純音の音圧レベル(dB)の数値で、単位は[phon]です。
          80[dB]の音圧レベルの音でも、1kHzの純音なら80[phon]ですが、63Hzですと小さく聞こえるため70[phon]になります。

 

騒音レベル:騒音問題等のニュースに出てくる指示騒音計(JIS C 1502 の規定による)で測定して得られる値で、単位は[dB]です。

 

かなり以前の事ですが、無響室(音適に暗いので暗室ともいいますが)と、反響室に入った事もあります。どちらもあまり気持ちのいいもものではありません。
特に無響室は、まったく音が帰ってきませんから自分の声が何かいなくなってしまうように聞こえます。
また、しばらく静かにしていると、自分の耳のノイズまで聞こえてきます。本当かどうかしりませんが、長い時間入っていると精神的に悪い状態になるとか??

 

そこまで静かでなくてもいいですから、もう少し静かな世の中になりませんかね!
たまには、人の少ない高原に行って、風や草花の話声を聞きたくなるのは私だけでしょうか! もちろんピ~ギャ~は聞かずにPACKET通信してますhihi

明るさの単位


ここでは「明るさの単位」について、書かさせて頂きます。

 

明るさに関する単位としては以下のようなものが一般的ですね。

 

光度:カンデラ(candeba)[cd]・・・・・・・SI基本単位
光束:ルーメン(lnmen)[lm]・・・・・・・・SI組立単位[cd・sr]
照度:ルクス(lnx)[lx]・・・・・・・・・・SI組立単位[lm/^2]
輝度:カンデラ/平方メ-トル[cd/m^2] SI組立単位

 

当然、SI基本単位である[cd]が元になります。

 

540[THz]の単色放射(波長約555[nm]の黄緑色の単色可視光線)を放出した場合、
所定の方向の単位立体角当りの放射強度が(1683)[W/sr]である光源の光度を1[ca]とする。

 

語源は獣脂ロウソクという意味のラテン語からきているそうです。
また、戦前の日本ではサーチライトの明るさの単位に燭光という単位が使われておりました。
当然現在ではカンデラが使われておりますが、このなごりでカンデラを強引に日本語で新燭光ともいうそうです。

 

上記のようなSI基本単位としての厳格な定義ができる以前にはカンデラ蝋燭なるものが有り、それを基準にしていたそうです。

 

 

光束ルーメン(lumen)[lm]は、1[cd]の点光源から1[sr]の立体角内に放出される光束で表わされます。
したがいまして、明るい光源で大きな立体角程大きくなるわけですから[lm]=[cdsr]となります。

 

実際に明るいかどうかを現すのが照度ルクス(lux)[lx]です。単位面積当りに照射される光束で表わされ、同じ面積なら光束が多ければ多い程明るいわけです。
したがって[lx]=[ln/m2]になります。

 

あまり使われていないようですが、フォトという単位もありまして、[Ph]で表します。1[Ph]=10000lx]だったと思います(ちょっとあやしいhihi)

 

輝度は、光源を見た時の眩しさの指標になり、光源の見かけの大きさの単位面積当りの光度で、そのものずばり[cd/m^2]です。
電球や蛍光灯にも輝度を落とすために、グローブを付けたりカバーを掛けたり、天井に反射させたり、眩しさをやらげる工夫がされておりますね!

 

頻繁にでてきた立体角ですが、平面角(所謂普通の角度)の3次元版で、平面角(radian)は普通θ[rad]で表わされ、θ*rで弧の長さがでますね。
所謂円周の長さはπ"ですから、2π[rad]=360°だということが分かります。

 

立体角(steradian)ω[sr]で表わされ、ω*^2ω[sr]の立体角で切り出される球面の、面積になります。
したがって全球の表面積は4π*^2で、全方向立体角はπ[sr]”です。

秒s


ここでは「秒s」について、書かさせて頂きます。

 

時間の基本ともいえるs・秒はどのように決められているのでしょうか。

 

s・秒はそもそもSI単位系(フランス語のSysteme nternational d’nitesの略)の7個有る基本単位の一つです。(アンペアA参照)
したがって厳格な定義が必要となります。
しかし最初は、地球の自転速度を一定として、1秒は1平均太陽日の8万6400分の1と、定めました。

 

つまり1日=24時間×3600秒とした訳です。その後、精密な天文観測が行われた結果、
地球の自転速度がわずかながら変動していることが分かりました。これでは、SI基本単位の名が廃ります。
そこで、1972年に
セシウム133原子の基底状態における2つの超微細構造準位の間の遷移について、それに対応する放射の9192631770周期の時間間隔とする
と定義されました。平たく言うと
「セシウム原子のもつ規則正しい振動がたまたま1sを定義するのに都合が良く、つじつまが合った」ということです。

 

この2つの秒は、1平均太陽日で定義された秒が暦表秒、セシウム原子振動で定義された秒が原子秒と呼ばれ、わずかながら、差が出て来ます。
そこでこの差が、0.7秒以内に納まるように6月30日か12月31日の最後に、1秒をプラスしたりマイナスしたりします。これが、閏秒です。

 

あれ、閏秒の調整したのは昼間でしたって。

 

そうです、上記は当然UTC。したがって7月1日または1月1日の、08時59分59秒,60秒,09時00分00秒,01秒JSTなどとなります。

 

この調整により決まった時間が、協定世界時といわれる時間です。

 

閏秒が出たのでついでに閏年は、「知ってます、4年に1回でしょう」ちょっと気が早いですね。
1太陽年は、365.2422日。これを365日にしているので、誤差0.2422日を調整するのが閏年なのです。
ですから4年に1回閏年にしてしまうと、0.0078日多くなってしまいます。
したがって400年で2.8日長くなるため、400年に3回は閏年を平年にします。
でもまだ1年で、0.0005日(43.2秒)のずれが有るんです。2000年に1回閏年を平年に戻すのを止めれば合いますね。

 

閏秒は、人間が決めた時間と自然の時間(地球の自転)の調整、閏年は自然どうしの差(地球の自転と公転)の調整、似てますが、ちょっと違いますね。

温度


ここでは「温度」について、書かさせて頂きます。

 

温度は一般に摂氏を用いておりますが、アメリカなどでは華氏゜Fという単位を用いております。

 

華氏温度は、1710年頃ドイツのファーレンハイトが、
氷と食塩の混合物の温度を0゜F、氷の解ける温度を32゜Fとし、その間を32等分して作りました。
32という数は、2の5乗で、等分するのにちょうどいい数だったのです 。

 

゜F・華氏共に,ファーレンハイトの頭文字をとったもので、華氏は中国語読みの華倫海からきています。

 

一方摂氏目盛は、スウェーデンの天文学者セルシウスが作ったもので、最初は水の沸騰する温度を0度、氷が溶ける温度を100度とし、その間を100等分しました。
その後0度と100度を入れ換えて現在の摂氏目盛ができました。・摂氏もセルシウスの頭文字をとったもので、摂氏は中国語表記の摂修からきております。

 

摂氏と華氏との関係式は、゜F=℃×9/5+32 になります。

 

また、SI基本単位ではケルビン[K]を用います。温度・熱は,分子・原子の振動ですから、その振動がなくなる温度が最低で、それ以下には下がれません。
そこで、この温度を絶対0度、0Kとしました。(0゜Kとは書きません。)

 

そして水の三重点(0.01)を273.16Kとしてその間を273.16等分したものです。
したがってK=十273.15となります。

 

また、1730年にフランスの物理学者レオミュールによって考えられた列子温度[R]と呼ばれるものもあります。
これは1気圧での水の氷点を0度R、沸点を80度Rとしたものです。しかし、現在ではほとんど使われておりません。

 

温度といっても、いろいろですね!

色温度[K]


ここでは「色温度[K]」について、書かさせて頂きます。

 

同じ物でも太陽光の下で見るのと、室内の蛍光灯の下で見るのとでは、多少色が違って見えますよね。
これは、光源に含ませる色の成分(光の波長数百nm)の比率が異なるからです。この違いが色温度の違いになります。

 

人間の目は比較的ごまかされませが(適応しますが)、電子の目は忠実でした。
以前のビデオカメラ(私の持ってるSONY Beta MAX F1)などは、
光源によってホワイトバランスの調整をしないととんでもない色になってしまいました。

 

主な光源の色温度は、だいたい以下のようになります。
白色蛍光灯   :4500K
タングステン電球:2800K
ハロゲン球   :3200K

 

ではここの温度は、何の温度なのでしょうか。
蛍光灯が熱くなるとはいえ、4500Kになったら溶けてしまいますよね!

 

この温度は、純粋炭素を理想的な状態で燃焼させたときに発する色と、光源の色が同じになったときの、燃焼温度を示したものです。
したがって、白色蛍光灯の4500Kというのは、
純粋炭素を理想的な状態で4500Kという高温で燃焼させた時に発する色と同じ色を出すという事なのです。

 

中学の頃にやったと思いますが、高温になるほど青みがかって、温度が低い方が赤みがかります。
したがってタングステン電球の方が白色蛍光灯より暖かみのある赤っぽい光を発するという事になります。

 

単位の[K]:ケルビンに関しては「温度」を参考にしてください。

熱量


ここでは「熱量」について、書かさせて頂きます。

 

熱量を表す単位の中にcalカロリーがありますが、では熱量とは何でしょう。

 

冷たい水をこんろに掛けて熱してやると(エネルギーを与えると)温かいお湯になりますね。この熱の移動ともいえるエネルギー移動が熱量です。
そもそも、熱は原子・分子の振動ですから、エネルギーだという事が分かります。

 

ではcalはというと、小学校の理科で習ったのは「1gの水を1上げるのに必要なエネルギーでこれを1calとする」ですが、
水の比熱は温度によって若干異なります。したがって、厳密には何度の状態での熱量かを示さなければ値が分かりません。

 

代表的なカロリーは、
平均カロリー  :純水1gを1気圧の条件下で0から100まで上げるのに必要な熱量の100分の1を1calとするもの。(=4.1868J)(国際蒸気表カロリー)
15カロリー:純水1gを1気圧の条件下で14.5℃から15.5℃まで上げるのに必要な熱量を1cal(=4.1855J) 
20カロリー:純水1gを1気圧の条件下で19.5℃から20.5℃まで上げるのに必要な熱量を1cal(=4.1816J)
熱化学カロリー:4.184J  (定義)
温度指定をしないカロリー:4.18605J(計量法)=1/860W・h・・・
中学では約4.2Jと習いましたしたが。??
)平均カロリー と 国際蒸気表カロリー は、厳密には違います。

 

よく大型コンピュータ等のシステムを設置する場合の空調設備の仕様決定には次のような計算がおこなわれます。
コンピュータ等の消費電力は最終的に全て熱エネルギーに変換されるため(エントロピー増大の法則:仕事もそうですがhihi)、
その消費電力をP[kW]とすると1時間あたりでは、(P[kJ/s]ですから)3600P[kJ/h]になります。
[J]を[cal]に直すには4.18605で割ればいいのですから、860P[kcal/h]の熱を発する事が分かります。
したがってこれに余裕度を掛けた値以上の冷却能力のある空調設備を入れる事になります。
消費電力は[kW]冷却能力は[kcal/h]で表されてますので、理屈無しで電力に860を掛けると覚えておられる方も多いかと思います。
もっともこれは、式からきてることですから、当然と言えば当然ですが。

 

ただ最近は電気メーカを中心にSI単位系を使う動きが強く、
天気予報も[hPa]になりましたし、エアコンのカタログにも重さの表現を以前の「重量」から「質量」に換えております。
このため、冷却能力も[kcal/h]から[kJ/h]に変わりつつあるようです。
([hPa]大文字小文字は大切です、hは100倍という意味。[mb]ミリバールに値を合わせるために[h]を使ったようですが
 [kPa]の方が既に工学関係で使われておりましたし、10分の1するくらいいいじゃないですかね。でも小数点はいやですか)
でも、[kJ/h]は[kJ/3600s]で[0.278J/s]=[0.278W]ですから、
消費電力何W、冷却能力何Wと書かれた方が効率が一目で分かっていいでしょうにね。
でもまぎらわしいし、1時間の平均冷却能率であり、秒単位の表記は適さない、といったところですか。

 

カロリーで忘れていけないのが、食品の表記ですね。
1缶あたり エネルギー 35kcal (私の飲んでいる野菜ジュース)
などとありますが、これは上記の平均カロリーです。
また、今でこそ無くなりましたが[kcal]を[Cal]と書いてあるものもあり、これを大カロリーと呼びます。calの千倍がCalでした。
いずれにしても、食品に記載されているカロリーは、平均的な人間がその食品を食べ消化する事により得られるエネルギー量であり、ものも本には燃焼させてという表記
もあります。これによりATP(アデノシン三リン酸)がADP(アデノシン二リン酸)に変わり筋肉を動かせるわけですから確かにエネルギーですね。
(でも最近は筋肉から乳酸が取れずしかもその痛みが2・3日後にきます年ですかhihi
この一連のエネルギー変換効率が約40%程でモーターやエンジン等と比較しても高効率なのが人間なんですね。神はいだいだ。

 

ここは、ずいぶん間違いがあるように思えます。御指摘頂ければ幸です。

天文

等星と等級


ここでは「等星と等級」について、書かさせて頂きます。

 

最近の都会ではあまり星が見られなくなってきましたが、私の生まれた

久慈郡水府村

では「こんなに星って有ったのか(当たり前ですが)」、と思わせてくれます。
さすがに、野辺山にはかないませんが。

 

では、星の明るさ(地球から見た、見かけの明るさ)には、どんな単位が有るのでしょうか。
そうですね、一般には一等星,二等星などが有りますね。肉眼で見ることのできる、もっとも暗い星が六等星です。

 

古代ギリシャで、もっとも明るく見える星を約20個選んで、これらを一等星としました。
また、肉眼で何とか見ることのできる暗い星を六等星とし、この間を5等分し一等星から六等星まで決めました。

 

18世紀になると、イギリスの天文学者ハーシュルが、一等星の明るさは六等星の約100倍であることを発見しました。

 

さらに、19世紀になるとポグソンが「北極星の明るさを2.12等級」と定めこれを基準にし、
光度が100の5乗根(.512)倍になるごとに1等級上げるという、方法を考えだしました。
これがポグソンの式です。
n-m=(1/0.)og(Lm/Ln
これにより、一等星より明るい星や、六等星より暗い星を等級という形で決めることができるようになりました。

 

ナンセンスかもしれませんが、太陽は-26.74等級です。
明けの明星宵の明星の金星は、最も明るくなったときには-4.5等級です。
冬の夜空を飾るシリウス(Siriusα CMa)は一等星ですが-1.5等級です。

 

つまり、人の感覚で明るさを6ランクに分類したのが、一等星~六等星で、もっと定量的に表したものが等級というところでしょうか。

 

地上から観測できる限界が24等級ぐらいで、スペーステレスコープでは29等級まで高性能化されているようですね。

 

いずれにしろ、そんなことを考えているより、夜空を見上げてあ~!きれいだでいいと思いますが。hihi

 

夜空がきれいな季節になってきました。風邪をひかない程度に星をながめて見ませんか。(これを書いたのは冬でした)

天文単位


ここでは「天文単位」について、書かさせて頂きます。

 

遠い天体間の距離を測るにはkmでは桁が多くなりすぎるため、一般には光が1年間に進む距離を基準とした光年[l.y.]を用います。
でも光年より大きな単位が有り、パーセク[pc]といいます。

 

パーセクは、ある天体までの距離を測るものです。
地球の公転によりその天体の見える角度に差が生じますが、これをこれを利用して距離を測ります。

 

ある天体から地球の公転軌道の長半径を見込む角度を年周視差といいますが、この年周視差が1秒の天体までの距離を1パーセクといいます。
具体的には1ハ゜ーセク=3.26光年=3.08×10^13km=2.06×10^5天文単位です。
年周視差π秒の天体までの距離は1ハ゜ーセクになります。

 

また、天文単位は[AU]で表され、astronomicalunitの略です。
これは、地球と太陽との平均距離を1天文単位としていますので、比較的近い太陽系の天体などの距離を表すのに用いられます。

 

ハ゜ーセクは年周視差の測定ができないと測れませんので一般には100pc程度が限界でした。
しかし天体からの光のスペクトルと光の空間吸収から求めた絶対等級Mと地球から見た見かけの等級mが
M=m+5.0+5logπ
の関係にあることから、π(この場合には分光視差といいます)を逆算して、ハ゜ーセクを求めます。また、m-Mを距離指数と呼びます。
これにより、10^9[pc]=3.26×10^9光年=距離指数40などという距離も測れるようになりました。
絶対等級はその天体から10[pc]の距離から見た等級で表し、そもそもは天体の実際の光度の大小を比較するのに用いられるものです。

 

等級に関しては、「等星と等級」を参照願います。

宇宙からの電波:ジャンスキー[y]


ここでは「宇宙からの電波:ジャンスキー[y]」について、書かさせて頂きます。

 

宇宙からは天体の出すさまざまな波長の電波が地球にもやってきます。
これを調べる事により星や銀河の構造・進化のようすを解明しようとする研究もあります。
日本では長野県野辺山の東京天文台宇宙電波観測所が有名ですね。
ここには、直径45mという巨大なパラボラアンテナがあり宇宙からの電波観測を行っています。2度程真下まで行った事がありますが、本当に大きいです。

 

ミリ波まで測れる電波望遠鏡としては、世界最大だったと思います。しかも、全鏡面は0.2mm以下の精度に保たれております。
大きさだけでいえば、固定式はプエルトリコのアンシボ天文台の300m、可動式はドイツのマックス・プランク研究所の100mが世界最大で本当に大きいですね!

 

この天体からの電波を最初にとらえたのがカール・ジャンスキーというベル研究所の若き研究者でした。
空電の研究をしていた彼は偶然、銀河の中心からやってくる電波を発見したのです。
そこで彼の栄誉を讃え、天体からの電波の強度を表すのに、ジャンスキー[Jy]という単位が用いられるようになりました。

 

1㎡の面積に毎秒ふりそそぐ、1Hz当たりのエネルギー量が10のマイナス26乗Wであるものを1[Jy]といいます。
つまり1[Jy]=10^-26[W/㎡・Hz]となります。
単位の中に周波数が入っていますが、帯域が広がればエネルギーが増えるのはあたりまえですからね!

 

ですから、いかにノイズの少ないAMPを作るかといった場合に、ホワイトノイズを電圧表記するのにもV/zを用います。(P=E^2/Rですから)
7MHzなどもSSBフィルターですとS5から下がる事などなかなかありませんが250HzのCWフィルターですとSメーターの針も左側にきちんと張り付きますね。
快適ですhihi

 

すみません、また脱線してしまいました、話を戻します。
天体からの電波は0.01[Jy]などざらですから、いかに微弱かが分かります。
かりに帯域を250Hzとすると電界強度は波動インピーダンスZ0=120π(=377)Ωを用いて、3.07pV/m-110dBμV/m、途轍もなく微弱です。
電波法第四条一項に発射する電波が著しく微弱な無線局は免許が不要とあります。
これは、電波法施行規則第六条一項に具体値があり、322MHz以下及び150GHzを越える周波数では3m離れて500μV/m54dBμV/mです。
距離を別にすればいかに微弱か分かります。したがっていかに大きく、高精度なアンテナが必要か分かります。

 

こんなアンテナが有ったらEME通信(月面反射通信)も楽勝ですねhihi

月の呼び名


ここでは「月の呼び名」について、書かさせて頂きます。

 

MOONMONTHどちらと思われましたか。書き始めるまで、私も決めておりませんでしたhihi。という事で、両方にさせて頂きます。

 

まずはMONTHですが。
皆さんはQSLカードにはov.”ec."などと書かれているかと思いますが、日本は11月・12月分かり易くていいですね。
英語もそうしてくれるといいですね。

 

でも、日本語にもきちんと名前があります。
国内QSOでの交信証明書で日本語表記のものですと、以下のような月の名前もいいかも知れませんねhihi
【一月】   睦月(ムツキ)     上春 孟春
【二月】   如月(キサラキ゛)   晩冬 季冬
【三月】   弥生(ヤヨイ)     初春 早春
【四月】   卯月(ウツ゛キ)    仲春 陽春
【五月】   皐月(サツキ)     晩春 暮春 老春
【六月】   水無月(ミナツ゛キ) 孟夏 麦秋
【七月】   文月(フミツ゛キ)   盛夏 仲夏
【八月】   葉月(ハツ゛キ)    晩夏 暮夏
【九月】   長月(ナカ゛ツキ)   初秋 新秋 早秋
【十月】   神無月(カンナツ゛キ) 仲秋 清秋
【十一月】 霜月(シモツキ)    晩秋 暮秋
【十二月】 師走(シワス)     初冬 極月

 

次にMOONの方ですが、月齢というものがありまして(約35億年なんていうのとは違います)、月の満ち欠けを表現するもの(単位?)です。

 

月は、ほぼ29日で満ち欠けを繰り返し、月と太陽の方向が同じ状態になると、月がまったく見えなくなり、これを「新月」または「朔」といいます。
このときの月齢が0です。
新月から数えて、月が地球をひと周りし、もとの位置に戻ってくるまでが月齢の1サイクルです。
新月から数えて7・8日ごろに半月になり、これを上弦の月と呼びます。同じ半月でも右半分が欠けているのを下弦の月といいます。
満月からだんだん小さくなっていく途中に見られます。満月は「望」ともいい、月齢は15前後なので「十五夜お月さん」というわけです。

 

また、風情のある呼び名としては以下のようなものもあります。
満月の翌日の月は、日没後ためらうように出てくるので、「十六夜(いざよい)の月」といいます。「いざよふ」とは、ためらうことです。
十七夜は、立って待つうちに出るから「立待ちの月」。十八夜は、座って待っているうちに昇ってくるから「居待ちの月」。
十九夜は、起きて待つには時間がありすぎるので寝ころんで待とう、ということで「臥し待ちの月」または「寝待ちの月」といいます。

 

世知辛い世の中、こういう風情を大切にしたいものですね。

長さ

メートルm


 

ここでは「メートル」について、書かさせて頂きます。
 
 1mを最初に決めたのは、北極から赤道までの子午線の長さの
1000万分の1を1mとし、白金製の標準器がつくられました。
 しかし、誤差の問題で、1960年(私の生まれた年です。歳がばれました!hihi
に抽象的で普遍的なものとして、クリプトン86原子の出す波長の光をもとに
1mを決め、誤差100万分の4mmになり、メートル原器に対し
精度が3桁向上しました。

 

 さらに、1983年(私の入社した年)に、
「1mは、1秒の299,792,458分の1の時間に、光が真空中を進む距離」
と定義されました。

 

 ま、普通の生活では問題ないですがhihi

 

 



ここでは「尺」について、書かさせて頂きます。
 
 尺は「手を広げたときの親指から人差し指までの長さ」のことで、今から3千年程前の中国で正式に定められたようです。
ところが実際に手を広げてにても、20㎝程しかなく、3千年で10㎝も伸びた事になります。
これは、時の権力者が少しずつ長くしていったためで、長くした分だけ多くの反物を納めさせる事ができたためです。

 

また、はかる物によっても尺は違っていて
高麗尺 :大宝律令制定前に朝鮮半島から伝わった尺(1尺2寸)
念仏尺 :念仏塔婆に刻まれていた尺;明治時代まで裁縫・雑貨用として使用
文尺  :足袋をはかる定規で江戸時代に使用
菊尺  :江戸時代菊愛好家のつくった菊をはかる尺(6寸)
鯨尺  :鯨の髭でつくった和裁用の物差し(測量法試行法で規定;1鯨尺=(25/66)m)
呉服尺 :呉服用に明治時代まで使用(1尺2寸)
曲尺  :現在の1尺。明治政府は1尺を(10/33)mと定めた。
又四朗尺:江戸時代末期まで使われた大工用の尺;京都の尺工(又四郎さん)が作った.
享保尺 :徳川吉宗が享保年間に制定;紀伊国の熊野神社にあった古尺を元にした。
折衷尺 :伊能忠敬が全国測量を行うときに、又四朗尺と享保尺を折衷してつくった尺などです。

 

~アルプス1万尺、小やりの上で~
という歌が有りますが、このアルプスは日本の北アルプスのことで、
一万尺3000mで北アルプスの高さとほぼ合います。なお、小やりとはやりがたけのことです。
また、日本古来の楽器「尺八」も、その長さから命名され、一尺八寸の、一と寸を省き尺八になりました。

 



ここでは「里」について、書かさせて頂きます。

 

里が最初に使われたのは、中国の周の時代のようですが、漢の時代には1里=360m、清の時代には1里=578mでした。
日本では、律令時代に1里=5町=545mと決められ、その後6町,38町、48町50町,60町,72町と混在して使われていました。
しかし、明治2年に1里=38町(約4km)と定められました。

 

千葉県の九十九里浜の海岸線は約52km、とても99里はないと思われている人がおおいと思いますが、律令時代の里に直せば95里。
長いという意味の99、当時の測量精度を考慮すれば、大体合いますね。
つまり九十九里浜という地名はかなり古くからあったということが分かります。明治以降に付けられたら十三里浜になてしまいますからね。

尋・ファゾム


ここでは「尋・ファゾム」について、書かさせて頂きます。

 

尋(ひろ)は、水深専門の単位で、5尺(1.515m)あるいは6尺(1.818m)で、由来は人が両腕を横にまっすぐ広げた長さとされています。

 

イギリスやアメリカでは、ファゾムという単位を使い、1ファゾムは6フィート(1.8288m)です。

 

やはりイギリス人やアメリカ人の方が、少しだけ腕の長さが長いようですね。

 


キュービト


ここでは「ファラオの単位 キュービト」について、書かさせて頂きます。

 

エジプト・メソポタミアなど古代には、「キュービト」と呼ばれる単位が使われていました。
1キュービトはだいたい50cmぐらいで時代によって多少違っています。

 

それは、ファラオ(エジプトの王様)が腕を曲げたとき、「ひじから手の先まで」の長さを1キュービトとしたためです。
ファラオが替われば、キュービトも変わるというわけです。
けれどもその精度はあなどれません。巨大なピラミッドが何十万個もの石を積み重ねながらも正確に作られているのは、
古代エジプト人のキュービット尺が非常に正確であったからです。

 

ただし、時代・地域によって長さは異なり、
バビロニアでは1キュービットが531mm,パルテノンでは522mm,ペルセポリスでは487mmとなっております。

 

「旧約聖書」にもキュービットが単位として使われています。

 

ノアの方舟は、長さが300キュービット,幅50キュービット,高さ30キュービットとあり、
150m×25m×15mの巨大船だったんですね!

 

また、キュービットは現在の「ヤード」の祖先でもあり、キュービットの2倍ダブルキュービットが現在の1ヤードにつながっています。
ただしヤードは「へンリーI世の鼻の頭から親指までの長さ」で決められたとも伝えられています。

 

いずれにしろ人間の体の一部分を使っていたんですね! 科学技術の進んだ現代のSI単位とは大きな違いですね!

マグニチュード


ここでは「マグニチュード」について、書かさせて頂きます。

 

地震(Earthquake)が起きると、テレビ等の地震速報で震度はすぐ出てきますね。
震度は、それぞれの地点での揺れの大きさを表すもので、昔は人間の感じ方や建物の破損程度等を目安に、気象庁の人(ちょっと?地震(自信)無しhihi
人間が判断してました。今は、震度計が出したてくれますし比較的早く出せます。

 

一方、マグニチュードは地震そのものの規模・大きさ(エネルギー)を表すもので、アメリカの地震学者リヒターが最初に考え出しました。
マグニチュードは、高校の地学の時の記憶によると「震央から100km離れた地点の地震計に記録された最大振幅をμm単位で測定し、その対数で表したもの」です。
ですから震源が分からないとでないわけです。(注:マイクロ[μ]は、本当は斜体でなく、直立体で書かなければいけないのですが)

 

ちなみに、震央は、震源の真上の地上の地点です。
したがってマグニチュード6は、
「震央から100km離れた地点の地震計に記録された最大振幅が1×10^6μm(10の6乗の10の-6乗m)=1m」
のエネルギーを持った地震という事になります。
大きな地震の一例は

 

1994年 北海道東方沖地震M8.
1968年 十勝沖地震   M7.
1993年 北海道南西沖地震M7.
1993年 釧路沖地震   M7.
1983年 日本海中部地震 M7.7   です。

 

最近は、比較的早くマグニチュードもでるようになってきましたが、測定器とネットワーク技術の進歩に寄るところが大きいのでしょうね。

カラット


ここでは「カラット」について、書かさせて頂きます。

 

ダイヤモンドの大きさ(重さ:質量)の単位といえば、カラットですが
語源はギリシャ語のケラーティオ”(「イナゴマメの実」の意味)から来ていると言われております。
昔はキラトと呼ばれていていて、1キラトは182mg、現在の1カラット=200mgとほぼ同じ大きさでした。
また、カラットはよほど高価なものに用いられる使われる単位らしく金の単位にも使われております。
金の延べ棒の重さは、トロイポンドトロインスを用いますが、
合金中に含まれる純金の含有分量をあらわすのにもカラットが用いられております。
今ではあまり使われなくなってしまった万年筆のペン先には、14Kとか18Kとか有りますね。
このカラットです。(この場合のはケルビンではありませんhihi
御存じの通り24Kが純金で、18Kは24分の18(75%)だけ金を含んでいるという事になります。

 

以前、金色(コンシ゛キ)に輝く金属製の栞(シオリ)を頂いたことがあり驚きました。
でも、良く見ると24KPとあります。これは純金には違いないのですが、純金メッキです。(PlatingのPです)皆さんも御注意を!
でも無銭家な私にとっては、メッキ厚がどうであれ、もったいなくて使わずにしまってあります。今では何処に有るかも分かりませんhihi

 

しまい忘れと言えば大掃除で、懐かしのTR-5000”(50MHzRIG)が出て来ました。AM&ワイドFMだけどまだ動くかな!?hihi

バーレル


ここでは「バーレル」について、書かさせて頂きます。

 

石油のニュースになるとよく出てくるバーレルという単位がありますが、barrelは御存知のとおり「樽」という意味で、
入れる物によって樽の大きさが違うのか、物により値が異なります。
石油   :1バーレル=42米ガロン(159l)
アルコール:1バーレル=50米ガロン
塩    :1バーレル=280ポンド
セメント :1バーレル=376ポンド
このような単位を混合単位といいますが、一般にはバーレルと言えば石油の159lをさします。

 

では石油(広く油)の1バーレルは、どのようにして決まったのでしょうか。
一説によると「ある油売りが樽にいっぱいに入れた油を町まで運んだのですが、途中で油がポタポタともれ、樽の中の油が減ってしまいました。
町に着いたときに残っていた油の量が159l」が由来とされています。
どうせこぼすなら、150lとか、きりのいい値にして欲しかったものですhihi

 

石油から作られるガソリンですがアメリカではまだ、リットルよりもガロンの方が主流のようです。
ガロンは米ガロン,英ガロンとがありますがそもそもは、穀物の一定量の体積からきています。
イギリスのヘンリー7世は、麦100トロイオンスを1ガロンと決めたと言われております。

 

しかしその後いろんなガロンが生まれてきました。
ビールガロン:282立方インチ(4.546l:英ガロン)
ワインガロン:231立方インチ(3.785l:米ガロン)
穀物ガロン :272.25立方インチ

 

イギリス政府は1824年に単位統一のためビールガロン以外の使用を禁止しこれが英ガロンになりました。
一方アメリカには1620年メイフラワー号でピューリタンと共にガロンも移住しましたが、ワインガロンが定着し米ガロンとなりました。

 

また重さ(正確には質量だが当時は重さ)の単位で上記にでてきたポンドですが、
1584年エリザベス世が「7000グレーンを1ポンド」と決めたと言われております。
グレーンはgrain穀物の粒からきた単位ですが、7000分の1ポンド以外にもあり複雑ですhihi
7000グレーンで常用1ポンドが決まったときに、5760グレーンのトロイポンドも決まりました。
トロイポンドは宝石・貴金属・薬専用です。イギリスでは1878年に廃止されましたが、アメリカではまだ使われております。
さらに宝石の中でも真珠は特別に0.77グレーンが用いられるそうです。

 

本当に複雑で混乱してしまいますね。これでは混乱単位です。hihi

 

参考に常用でまとめてみました。
[](ホ゜ント゛)=16[OZ.](オンス)=7000グレーン=0.45359237[kg]

ろ馬力


ここでは「ろ馬力」について、書かさせて頂きます。

 

馬力は言わずと知れた仕事率の単位ですが、ろ馬力とはなんでしょう。
本題の前に、馬力に付いて多少述べさせて頂きます。

 

馬力は単位記号に[PS]を用い、
1PS=75m・kgf/s=735.5Wとなります。
ただしこれは、仏馬力と呼ばれるものです。

 

これに対し英馬力というのもありまして、英馬力は単位記号に[hp]を用い、
1hp=550ft・lbf/s=745.7W です。

 

馬力はそもそもその名(horse power)の通り「馬1頭が仕事をする単位」です。
ただ、長い時間にする平均仕事率として定め、当然個体差がありますし、kgとlbを基準にしたのでこのように差が出てしまいました。
ただ当時は誤差範囲だったのかも知れません。(上記も重力加速度をどう考えるかで、けして正確ではありません)

 

日本ではMKS単位系という事もあり仏馬力に軍配が上がりました。
1958年からは英馬力の使用が下記のものを除き原則禁止されました。
SI単位への移行もあり、そのうち仏馬力[PS]も[W]に換わるのでしょうか。
でも混乱しそうですから[J/s]or[N・m/s]あたりになるのでしょうね。hihi

 

英馬力[hp]の使用が認められているもの
1.内燃機関・2.ターボプロップ発動機・3.船舶用ガスタービン・4.船舶用蒸気機関・5.船舶用蒸気タービン

 

では「ろ馬力」とはなんでしょう。そうです「ろば」の力です。
馬の力があるのだからろばの力があってもいいだろうと、ほとんどジョークの単位です。でも、1884年にきちんと学者先生方が決めた単位です。
1[ろ馬力]は1[馬力]の1/3で、250[W]といったところです。
しかし、本当にろばの力が馬の1/3なのではなく、当時のろばの価値が馬の1/3だったところからきています。
いかにジョーク的かが分かりますね。hihi

 

imensionとしては仕事率[W]で、パワーですから、無線局免許状にも「出力 4 ろ馬力」 なんて書いてもらえたらおもしろいかも知れませんね。hihi

爆弾の重さ


ここでは「爆弾の重さ」について、書かさせて頂きます。

 

やっと核軍縮が進んで来ましたが、まだまだ多くの原爆(核分裂)、水爆(核分裂を起
爆剤にした核融合)が世界中にありますね。

 

これらが、ニュースなどで話題になる時には、たいてい「**メガトン級の原爆。広島
のX倍の威力」などと表現されます。

 

では、この**メガトン(あえてカタカナで書きますが)とは何の重さ(質量)な
のでしょうか。
核物質が数百万トンもあるわけはありませんし、核弾頭orミサイルそのもの、それにし
ても、重すぎますね。
実はこの値、重さではなくエネルギーを表しています。
爆弾が爆発するときに発生するエネルギーを[J]で表すのではなく、TNT火薬を爆
発させたときに発生するエネルギーに換算し、
同じエネルギーを発生させるにはTNT火薬が何百万トンいるか、で表します。これを
、TNT当量といいます。

 

つまり、1メガトンと呼ばれる原爆は、100万トンのTNT火薬を爆発させたのと同
じエネルギーを持っているという意味なのです。

 

ただ、爆発時のエネルギーだけではなくその後の放射能汚染が、後々まで、
人類、地球上の全生物、環境、さらには地球全体に与える影響を見逃す事はできません
こんな単位は1日でも早く死語になるべきであり、それを願っております。

 


デニール(Denier)


ここでは「デニール(Denier)」について、書かさせて頂きます。

 

明治時代、日本の経済発展に大きく貢献したのは、紡績工場で低賃金最悪環境で働いて
いた女性の力ではないかと思います。
それを題材にした映画、小説も多くありますが、「あゝ、野麦峠」などでは、デニール
という言葉がでてきます。
このデニール(D)というのは、絹糸・ナイロン系の糸の太さを表す単位です。
長さ450mの糸が有るときにその重さが50mgの糸の太さを1デニールといいます
。これが100mgだと2デニール、150mgだと3デニールとなります。
太くなるほど、値も大きくなります。

 

一方、綿糸・麻糸・毛糸などは番手という単位を使います。
番手は、デニールとは逆で数字が大きくなると、細くなります。
毛糸は、1kgの糸の長さが1kmのときに1番手、2kmで2番手となります。
ややこしいのはここからで、同じ番手でも綿糸・麻糸はヤード・ポンド法が基準となり
ます。
綿糸は1ポンドで840ヤードになる太さを、1番手といいます。

 

単位は相変わらず、複雑ですね。いろんな意味でhihi

 

参考:ナイロン靴下の糸はだいたい15デニール、木綿の手拭いの糸は16番手です。

 


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